黄金色　良き稲穂　たわわなり　頭垂れ
豊作や　豊作や　誰も皆　えびす顔
やれ嬉し　やれ嬉し　田の稲穂　大実り
一面の　世の幸よ　見渡す限りの　祝や大実り
実り歌　響かせて　村娘　早よ舞えや
花扇　ゆらゆらら　稲穂持ち歌え　足袋捨てて踊れ

男共　さあ騒げ　じゃんじゃんと　鈴鳴らせ
豊かなる　田の神よ　見ておくれ　宝米
白銀の　新米や　輝きて　湯気香る
やれ美味し　太鼓腹　両の手で撫でて　ほいはち切れろや

飲めや　杯　ぐびりと　一つ
つまみ　じゅうじゅう　どんどん　焼けや
煙に　まかれて　あぶられ　香る
酒が　足りぬか　つぎたせ　さあさ

やれめでた　やれめでた　塩むすび　食え食えや
日々感謝　お供えよ　恵神　ありがたや
冬ごもり　長き夜　過ごしゆく　蓄えを
俵詰め　生き延びる　準備が出来ると　心なでおろす

踊れ　踊れや　大声　あげて
騒げ　騒げや　天まで　届け
握れ　握れや　大きな　むすび
歌え　歌えや　実りの　歌を

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いわいやいわいやみのりうた　　ひらがな



こがねいろ　よきいなほ　たわわなり　こうべたれ
ほうさくや　ほうさくや　だれもみな　えびすがお
やれうれし　やれうれし　たのいなほ　おおみのり
いちめんの　よのさちよ　みわたすかぎりの　いわやおおみのり
みのりうた　ひびかせて　むらむすめ　はよまえや
はなおうぎ　ゆらゆらら　いなほもちうたえ　たびすてておどれ

おとこども　さあさわげ　じゃんじゃんと　すずならせ
ゆたかなる　たのかみよ　みておくれ　たからごめ
はくぎんの　しんまいや　かがやきて　ゆげかおる
やれおいし　たいこばら　りょうのてでなでて　ほいはちきれろや

のめや　さかずき　くびりと　ひとつ
つまみ　じゅうじゅう　どんどん　やけや
けむに　まかれて　あぶられ　かおる
さけが　たりぬか　つぎたせ　さあさ

やれめでた　やれめでた　しおむすび　くえくえや
ひびかんしゃ　おそなえよ　めぐみがみ　ありがたや
ふゆごもり　ながきよる　すごしゆく　たくわえを
たわらつめ　いきのびる　じゅんびができると　こころなでおろす

おどれ　おどれや　おおごえ　あげて
さわげ　さわげや　てんまで　とどけ
にぎれ　にぎれや　おおきな　むすび
うたえ　うたえや　みのりの　うたを