君がくれたこぼれる愛も
今じゃ行き場のない 心の欠片



日々落としていた 丸い粒は
何を意味していたのだろう?
自然とずれた その隙間には
いつしか影がかかっていて

まるで君は太陽だから
明るくて僕には見えなかった

君がいなきゃ晩秋でさえ
寒がりの僕には 苦しくて
手に残る君の熱だけじゃ
凍えてしまった 心は溶けずに



寒さに震えて かじかんだ手
ひとりじゃうまく服も着れない

失えば生きていけないのに
そのことにいつだって気付けない

君がいたら寂しい夜も
ひとりじゃないと思うのに
君が残したこの愛さえも
僕のこの孤独を 色づけていく



君がくれたこぼれる愛は
今はどこに行けばいいのだろうか



君がいたら寂しい夜も
けして泣くことはなかった
君のいない冬を越えたら
僕はまたひとつ大人になるかな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

晩冬歌

君がいない冬を越える

晩冬には僕は君に見合うような大人になっているだろうか

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投稿日:2012/05/26 23:37:13

文字数:362文字

カテゴリ:歌詞

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