ある底冷えのするような冷たい日 涼暮月(すずくれづき)の朝
やさしいひとは 静かに口を開く

「きみがほんとうにいきたいところをいってごらん」

<outside>
不幸を其の身に背負う憂鬱
ヘイゼルの瞳は黒に染まった身に似つかわしい

籠女 籠女...

「嗚呼 奪われた声では何も届かない―――」

伝わらないことは望んでいないこと
それは禁忌だから なんてしあわせなのだろう...


意識を切り離すかの様な灼熱 雪月の宵月夜
やさしいひとは 静かに唇をひらく

「きみのらくえんへつれていってみせて」

<inside>
幸福を与え続ける存在意義
その青は届かない理想を正確に語る
   
籠の中の女(トリ)は...

「嗚呼 狭い檻の中では息が苦しい―――」

時間さえ境界が混濁した場所
それは縛られていないから なんてしあわせ...


水時計はマイナスをも厭わない
堕ちて逝く音 その音は無明の中のメルクマール
闇と光が 捕食者と被食者が 
ひとりの中心を見つける邂逅

いつ...いつ出会う...


目覚めた病院 見慣れない風景
       
足元に咲いた檻(プレゼント)の中には 
嘲笑うかのような色 悪の華が―――

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

o+i→girl

メルクマール...指標
涼暮月...06月の異名
雪月...12月の異名

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投稿日:2008/03/12 21:51:01

文字数:522文字

カテゴリ:その他

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