見上げる空 雨に打たれるあたしに
こちらを見上げる子猫
似たもの同士 惹かれあうなんて
このことを言うのかな
たまたまそこに たたずんで
どこへ行くわけでもなく 辿り着いた
「君も一人なんだね」 抱き寄せては
泥を拭いて 涙を拭って また空を見上げる
今は少し晴れてる 心はまだ曇り
どこへ行こうか お腹も空いたね
君は何が食べたいかな
そんなこと考えて 自分の気持ちを
忘れて 忘れようと いや
ただ逃げてるだけかも そんな自分も嫌い
嘘をつけない 素直にもなれない
仮面つけて 素顔隠して 自分隠して
何がしたいんだろう 誰も気づいてくれない
純粋なこの子を見てると
そんなことすら どうでもよくなる
「君のように自由になりたいよ」
太陽があたしを照らす その先の道も
一緒に照らしてよ 先が見えないよ
君のような勇気が欲しい
どんな暗がりだろうと 立ち止まることなく
ひたすら前を向いて 歩いていける
そんな勇気が欲しいよ
君がこっち向いて一言鳴いた
心が晴れた気がした 頑張れって
そう言ってくれた気がした
こんなあたしでも 頑張れるかな
もしダメだったら また慰めてよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

あたしと子猫


今回は詩を書きました。
雨の日にたまたま出逢った女の子と子猫のお話


閲覧数:81

投稿日:2011/03/08 23:19:31

文字数:489文字

カテゴリ:その他

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