曰く その人高らかに
一つ「国の誇りを一として」
一つ「心はいつも国のため」
剣を掲げて謳いました


偉大な王よ決断を
非力な姫は籠の中


そうそうあれは何年か前
父に呼ばれて引き合った
彼は笑って膝をつき
私を一と誓う


見えない 聞かない 遠い場所のことなんて
見えない 知らない どこかで散る花なんて
みせかけ いまだけ 平和なんだとしても
君と一緒にいる今だけがあれば



悲しい話ばかりが届く
沈む私を引き寄せて
彼は笑って抱きしめて
私が一と笑う


どうして そうして 裏切りに真実さえ
どうして こうして 簡単になくなるのに
みせかけ 平穏 君と壊れて消えた
君が姿を消す過去さえも刹那

*
君の花束の可愛いホオズキ
それなら私は真っ赤なアネモネ
叶うなら君にもう一度


悲しい 切ない 心も癒えないうちに
悲しい 現実  重く上に降り注ぐ
壊れた 心に 要らない器
平和の懸け橋に、一人の少女は奪われた


非力な姫よ決断を
戦死の王の代わり贄

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

一つの御話

一人の御姫様が相手国の捕虜になりました。

ただそれだけの一つの御話。

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投稿日:2013/10/05 01:25:08

文字数:446文字

カテゴリ:歌詞

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