「おい!!」
暗い檻の外から焦げ茶色の軍曹服を着た男一人が怒鳴って、檻の中のワシと妹に話しかけてる。
解かってる、いつものこと・・・だけど、ワシと妹は無視をする。
いや、妹は寝ておるのかもしれん・・・なんせ仕事が続いて居ったからな。
「いい加減にしろ!!お前ら二人の仕事だ」
「・・・マスター解かったから待て・・・」
ワシは、男に見せ付ける様に妹の肩をわざとらしく揺さぶる。
「んっ姉様・・・なにぃですぅ~?」
妹は眠そうに、ゆっくり目を擦りながら、のん気に返事をする。
そんな妹が起きる様子を男は冷たい目で見下ろしている。
「仕事だよ・・・」
「ふぁ~もう十分やって疲れたのです~」
「起きたのなら、早く出ろ!!あの町の連中は今は寝ている!!!」
『チャリリン・・・』
男は、鍵をズボンのポケットから取り出した。
ワシはこんな男をマスターとは認めては居ないが、言う様に指示されている。
『ギィー』
静かに檻が開けられた・・・
「さぁ行け!!0942号、0941号今回の仕事の場所は・・」
男の話は、まだ続いているが、そんなの聞きたくも無いから歩きながら聞き流す。
本当は逆らえないと解かっていても、意地でも応えたくはなかった・・・だか、逆らえば壊される・・・。
ワシだけが終わるのなら喜んで大暴れするが、
そうなると、妹も・・・黙ってしたがっている人間も連帯責任として処分されてしまう。
ワシと妹は、テロ基地の地下深くにある研究所で特別なキラーロイドとして生まれた。
だか・・・完全に成功した者は、ワシと妹の二人のみ・・・
その他の数万体は特別というなの・・・人の感情に耐えられず、数分で力尽きてしまった。
ワシと妹は人の感情の中で要らないと判断された感情は強制的に封じられた。
その中でワシは気になる感情がある・・・。
「・・・カナシミ・・・?」
「姉様、どうかしたのです?」
ワシの顔を覗き込む・・・不思議そうな顔のカマを担いだ返り血を浴びた妹・・・。
「何でもない・・・さぁ続けよう」
ワシは静かにナイフ2本を両手に握り締め、静かな町を再び進み始めた。
ワシや妹は、風の噂のボーカロイドというのに憧れる・・・
ワシや妹には無い、感情を持っているというのだから・・・
ワシと妹は、キラーロイド・・・人を始末する事しか出来ない・・・
『カ ナ シ ミ ッ テ ナ ニ?』
『感情制限ロイドと老いぼれ白犬 1』(亜種注意)
キラーロイド姉妹が感情を少しずつ求める物語です。
キラーロイドとボーカロイドとの違いは、キラーロイドは栄養を
摂取しなくても動くことが出来ますが、摂取しない場合は、
睡眠時間を20時間取らなければならないというデスミリットが、
あります。現在、キラーロイドは2体しかいません。
姉・・・0942号(簡音イヤ)はロイドのため、歳を取りません。
男性研究員の好みで20代(21歳)の身体を持つはずだったが、
誕生する時、若い見習い研究員のミスによって身体は6歳の子供と同じくらいの大きさになってしまいました。
髪もまた計算とは変わってしまい、
赤いロングの髪で毛先がオレンジ色をしていて、
目の色もオレンジ色になりました。
目の形は、多少つり目をしていて、妹(ヤル)が寝ている間、
代わりに一人で無理を続けてしまっているせいで目は、
いつも眠たそうな目の状態・・・睡眠が十分に取れていても、
目は半開きのままになってしまっているが、
等の本人は諦め受け入れている。
6歳の見た目とは対照的に喋り方が個性的で、
本人も気にしていて喋る時は気を付けて話します。
妹・・・0941号(難音ヤル)は、次に誕生しました。
16歳の身体をしています。
髪は女性研究員のアイデアで、オレンジ色でフェアリーミディです
目は最初は緑色でしたが、本人(ヤル)が姉(イヤ)と同じ目の色が、良いと希望したので、生まれてすぐに取り替えられました。
妹(ヤル)は、姉(イヤ)とは正反対で空気を読むことが出来ず、
見た目よりも幼い性格で、喋る時は間違った敬語で話します。
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