アルバムの空と似た色 探し
淡く淡く絵の具を重ねて
強い風が 僕をかすめて
きみのいない春が来る
白い花びらだけ散り続ける
色褪せたまま 止まった世界で
伸ばした指先 きらめく虹
冷たく柔らかく降る
歩き出すだけが 明日(あす)を向くことじゃない
誰かのやさしさにふれても
眠れない夜に飲み込む祈り
重く深く 抱えてる
曇ったガラスに 見えない星を探す
きみの声と 思い出せない約束
壊れた時計をはずせないまま
錆びついたネジ 握りしめてる
途中で消えたはずの道を
僕はまだ歩いている
言えたはずの言葉を繰り返し
何度も何度も 切り刻んだ
重ねた指先 つなぐ記憶
灯りともる窓 遠く
立ち止まるだけが 忘れないことじゃない
誰かの願いと違っても
眠れない夜もいつかは明けて
見失った夢の色
閉ざした瞼に ふれたかすかな光
名前つけず 今はただ 手をかざすよ
絡めた指先 揺らめく虹
ほどいて つなぎ直すよ
立ち止まることも また歩き出すことも
本当はずっと知ってたこと
言葉にならない祈り そのまま
明日(あした)に持ってゆくから
治せない傷も 笑えてしまう今も
全部 きみと いつか交わした約束
守るよ
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