今日も降り止まぬ雨 駆け抜ける景色
耳の奥響く 泣き声
壊れかけた 窓を叩く
決して届くことのない 祈りを湛(たた)えた
鳥たちの夢は消えた
崩れていく 暖かな朝
許される答え 探してた
いつか君が僕に 見せた笑顔
そのワケをずっと 優しいものだと
信じていたかったよ
願いは虚しく
赤い花の蕾はちぎられて
夕闇映る影追いかけ
春の陽(ひ)は静かに暮れていく
僕の心を砕く叫び
「君に会いたい…」
不意に途切れてく会話 置き去りの過去と
今も胸を打つ 痛みに
忘れかけた傷が開く
決して響くことない 波紋に石投げ
その夢をひとつ 潰した
流されゆく 空虚な夜
たったひとつだけ残された
最後に君が 僕の背を押した
その先が真っ暗な未来だと
知りたくはなかったよ
閉ざされた扉
青い鳥の行く道を塞いで
朝やけ照らす道歩いた
積もる雪 埋もれた愛しさも
貫く痛みさえ消せない
君への想い
春夏秋冬(はるなつあきふゆ)繰り返す
移りゆく時代(とき)の中にひとつ
変わらぬもの 抱えて歩くよ
君との記憶
憶えた温もりは今でも
僕のすべてが望んだカタチ
もういない君に伝えたい
「好きで良かった…」
※※※
一番の「暖かな朝」のあたたか、の部分、
「あた」たか、と一音の中に「あた」の二文字を含めるイメージで書きました。
一番の「赤い花の」の部分と
二番の「青い鳥の」の部分
指定された文字数より多くなっています。
季節の中を君と…(仮題)曲募集
「僕」は「君」の僕へ向けられる気持ちは
優しさと愛だと信じていたかった
けれど、ほんとうはそれは僕にとって、辛いものだった。
それでも、どんなに心が痛んでも、
君を忘れられなくて、
君の言葉が僕に与えた痛みも、君への想いも消せなくて
これから過ごすどの季節も、
何度その季節を繰り返しても、
君を忘れない
君がくれたぬくもりは
僕がずっと欲しかったもので、僕という全てが望んでいたもので、
今もそれはかわらない。
君はいなくなってしまったけど、
僕は君を好きになれてよかったよ
…そういう、「僕」の「君」への想いと同時に痛みを、詩にしました。
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