いつもは少しだけ跳ねさせた襟足が
落着いてたから嫌な予感が胸を弄る
作り笑顔を悟られない様にしてるけど
苦笑いが夕焼けに照らされる

大衆向けの居酒屋を避けて
路地裏へと続く角を曲がれば
別れのカクテルが味わえる小洒落た店

若夏が閖れるグラス越しに
ほのかに薫る蝋燭を見つめ
重い静けささえ飲干して終えればねぇ

氷が溶けてゆき透明な霜露で
グラスを煌めかせながら空気を更に冷す
強いお酒で最期の哀しみを紛らわせ
照れ笑いが懐かしく愛しい

コースターには崩れた雫が
泪として溜まる愛の残骸
別れのカクテルも底をつき夜も深く

翠渓嗜み微酔い気味
ほのかに染まる君の頬見つめ
伝う潤いさえこの指で拭えればねぇ

縁にしがみついたライムピール
グラスの底に沈んだパイナップル
見下されるくらいなら最初から
混ぜない方が良かったのかな

若夏が閖れるグラス越しに
ほのかに薫る蝋燭を見つめ
重い静けささえ飲干して終えれば
スピリタスやショットガンでさえ
太刀打ち出来ない強烈な酔いに
堕ちて「ばいばい」さえ受止めて
しまっておければねぇ…[焉]

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

閲覧数:40

投稿日:2013/09/03 19:17:49

文字数:471文字

カテゴリ:歌詞

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