…ねぇ、ボクがいけなかったの?


…教えてよ。オシエテヨ。
………姉さん―


~~~

薔薇のような魔女のキミと百合のような王女の君が
同じ一人の少女だなんて
誰が気付くのだろう
ボクは神に問うてみた
俺は己に訊いてみた
あぁだけど答えはわからない
これは真夏のrhapsodia…

~~~

唄を歌うのは2人の王子。2人の間で微笑み眠るは1人の少女。

この事態が起きるまでに間に合いたかったのですが…。
私は来るのが遅かったようです。
ならば……この事態の真実を述べる語り部となりましょう。


童話~人魚姫~では魔女は人魚姫に対して酷い仕打ちをいたします。

魔女はどうして人魚姫から
“脚”の対価に
‘声’を奪ったのでしょうか?
なぜ、歩けば酷く痛みを伴う脚を与えたのでしょうか?

それは…
魔女も人魚姫に大切な何かを奪われたからです。

愛する者を奪われたら
貴方は…相手を恨みませんか?
取り返したいとは思いませんか?


彼女もまた…
そう考える1人だったのでしょう。


~~~


薔薇のような魔女の私
百合のような王女の私
貴方のこと愛してた
今まで騙しててごめんね
天罰が下るのなら
せめて貴方の手の中で
ねぇお礼に笑ってあげる
私の本当の温かな素顔で

~~~

2人の人格の彼女たちは
それぞれの王子を愛してしまった。
最初の思惑通りに1人だけ取り返そうとしたら、こんな事態にはならなかったのでしょうが…。

―それが恋の恐ろしさ。
……あらあら幼い王子様は泣き出してしまいました。
記憶を人魚姫に消され、魔女に酷いことを言ったことを
ずっと悔やんでいるようです。

―姉弟の血の繋がりによる関係もまた哀しきものです。


ところできみは何者かって?


私はただの占い師。この事態を招いた役者ーCASTー。
願いを叶える唄を教えることを止めたただの少女です。


さぁ……
私の紡ぐ唄で彼らが救われることを祈りながら
絵物語ーLibrettoーのページを開きましょう。


~人魚姫の弟ーsea rhapsodiaー~

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

(non title)

hierarchyの更新どうしたお前っ!!

というツッコミは覚悟の上で、書きかけの物語楽曲プロローグをあげてしまう文月です。


この絵物語は、魅黒さんという方に依頼をしております。
出来上がり次第リンクを貼らせていただきます!

実はこちらも楽曲があるはあるんですけど…(もちろん楽譜のみ)←
DAW打てない。編曲出来ない。hierarchyの制作終わったらアカペラでいくか?(´・ω・`)
と迷ってます。

いつか動画化したいな…。


底辺の書き手ですが、通りすがりでも読んだよの声をいただけると嬉しいです♪(〃▽〃)

閲覧数:84

投稿日:2012/08/06 14:25:48

文字数:880文字

カテゴリ:小説

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