眠るべきだった場所　目醒めるべきだった場所
雪の産まれる場所　肌が、冷たく、凍みゆく場所
そっと、眼を開いて

生きている、喜び
置いてきた、苦しみ
「母は、今も蝕まれているわ」
なんたる、純心　実直
狩人は　城へ、乗り込む
呪いの鏡を、叩き割るために

バラバラの破片
煌めいているが　涙に、似ている
優しさは、取り戻しても
戻っては、来ない　我が娘
雪の国から
今日も　祝福の雪が、降る

眠るべきだった場所　目醒めるべきだった場所
雪の産まれる場所　肌が、冷たく、沁みゆく場所
そっと、眼を開いて

生かされる、運命
逃げてきた、過ち
「母を、きっと
救い出して、どうか」
小さき唇　願いを
狩人は　城を駆け抜け
呪いの鏡よ、全て、終えるのだ

パラパラとRice
祝福の鐘が　涙を誘って
歓びを、手に、掴んでも
聞こえては、こない　母の声
せめて、showerを
今日も　真っ白い雪が、降る