資料館の一角 ふと目に留まる
そこには 焼きついた人の影
67年前 そこに 生命があった
原爆が全てを 奪うまでは
銀色の翼が 八月の空から
あの日の 広島と長崎を
火と放射能で 満たしたんだ
忘れない いつまでも
傷はまだ 癒えてないんだ
伝えてく 未来へと
この爪痕は 風化させない
僕等に 託されている
レンズの向こうから 伝わってくる
苦しみ まやかしなんかじゃない
目をおおいたくなる 被爆地の惨状
原爆が全てを 灰にかえた
そびえ立った きのこ雲の下
30万の 生命が消えた
みな苦しんで 亡くなったんだ
向きあって 目をそむけずに
その痛みは 本物なんだ
受けとめて 怯えずに
紛れもない この現実が
僕等に 訴えかける
記憶は 薄らいでしまう
いつかは なくなっていく
罪の意識も 消えていくの?
過ちを 忘れてしまうの?
忘れない いつまでも
伝えていかなきゃ ならないんだ
消すわけには いかないよ
核兵器の 恐怖と惨禍
絶対に 繰り返さない
悲劇はもう いらないんだ
声をあげ 叫ぶんだ
核はもう 使わせないと
進んでいこう 一歩づつ
平和な 世界へと…
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