誰も立ち寄らないこの森の中で
聞こえてきた美しい歌声
ちょっと怯えながら歌声の元
目にしたのは同い年の子供

鱗がこびり付いた半分の顔と右腕
奇怪な生まれと言う事で嫌われた
自然と人目のつかないこの森に住みついて
一人でずっと過ごしていた今までは

「始めまして」
気軽に話しかけてくる
それさえも少し驚き
「怯えないの?」
何気ない質問を問う
そして僕は気付いたんだ
この子が光が見えないって事を

光の視えない彼女も馬鹿にされたらしく
自然とここへ通ってるらしくて
何でか親しみと安心感を寄せてしまい
彼女の歌に耳を澄ませている
鳥のさえずりと木々の音色オーケストラって
中々素敵なステージがあって
光が視えない彼女と光に行けない僕の
ちょっと不思議な生活の始まり


料理掃除洗濯何をさせても駄目駄目で
唯一出来るのは裁縫ぐらいの子
これにはちょっと僕も呆れてしまったけれど
一緒の人間だと実感したんだ

見つけたんだ
古い本棚の古本
光を治す治療法
嬉しいのに
人の偏見を思って
彼女に嫌われるの嫌
なかなか言い出せない僕は臆病

光の視えない彼女は優しく笑うんだ
醜いこんな僕にさえ微笑む
何でか親しみと安心感を寄せてしまう
同時嫌われるのに抵抗感
鳥のさえずりと木々の音色オーケストラって
中々素敵なステージがあって
光が視えない彼女と光に行けない僕の
ちょっと不思議な生活はもうすぐで終わるのかな


光が視えない彼女に増える生傷
もしもこの治療法をすればそれも減るはずだけど
彼女の声で偏見と差別言われる
そう思ってなかなか言い出せなかった僕がいたけど
僕に少しでもいいから幸せをくれた
彼女にも幸せを


光の視えなかった彼女は大はしゃぎなる
醜いこんな僕にさえ微笑む
「治してくれてありがとう!本当にうれしいわ」
見つけて一カ月後の勇気だよ
「こんな醜い僕の事が怖く無いのかい?」と
恐れていた問いを自ら紡ぐ
答えは彼女の微笑みにあって泣けてきたんだ
もう1つの幸せをくれて本当にありがとう


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

鱗少年と盲目少女

閲覧数:157

投稿日:2012/02/16 18:06:03

文字数:860文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました