東京界隈 お日様堕ちても光は消えず
僕はこんな街嫌いだって ちょっと遠くへ足を伸ばした


東京郊外 満月霞んで光は見えず
僕はこんなとこ好きだって ちょっとその場で足を止めた

六地蔵の前に蹲る少女 暗くてその場から動けないらしい
「暗くてなんにも見えません どうか私を助けてください」
泣きながら言うその子の顔は つるつる綺麗な顔だった


ほら 僕の右目をあげよう 少しは明るくなるだろう
だからもっと笑って 笑って 笑い泣きして涙流して
悲しいから泣くなんてやめて
ほら 僕のお鼻もあげよう そこのお花が嗅げるだろう


埼玉界隈 夜は深まりカラスが啼く
君はこんな町嫌いだって ちょっと何処かへ姿眩ませた

六地蔵の前に蹲る少女 怖くてその場から動けないらしい
「怖くて仕方がありません どうかお傍にいてください」
震える可哀想な少女の顔は 狂おしく愛しい顔だった


ほら 僕の左目あげよう これで明るくなったろう
だからもっと笑って 笑って 笑い泣きして涙流して
怖いから泣くなんてやめて
ほら 僕の唇あげよう キスするときは目を閉じて


六時になる前に消えてく少女 どうやらお別れの時らしい
「こんなバカは他にいません それではさよならお元気で」
笑いながら去る少女の顔は きっと幸せそうな顔だろう

最後に残った僕の耳には その声がいつまでも響いてた
君が幸せならそれでいい 福は笑ってるとこしか来ないから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

福笑い

のっぺらぼうに顔のパーツをあげて自分がのっぺらぼうになってしまう曲です。

誰か作曲してくれませんか?

閲覧数:58

投稿日:2012/12/21 17:24:43

文字数:613文字

カテゴリ:歌詞

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