「-無題-」


狂いだした雨の真ん中で彼女はずっと嗤っていた
苦しい、悲しい、と言いながら涙を流す、心が。

やがて疲れた彼女の声で「ここにいるよ、私は。」
気づいてくれなかったとしてもこのままここで眠ろう

夢の中に眠るお姫様どうか笑っていていつまでも
震える彼女のまぶたから流れるしずく溢れた

お願い
消えないで
暗闇が包んでしまっても

泣いた、泣いた、君のせいで
美しいなんて嘘、分かっていた なのに
好きよ、好きよ、忘れることなんて
もう出来ないのに

やめて、やめて、俯いたら
君の顔が分からなくなってしまうから
嫌い、嫌い、もう知らないよ だから

泣いた、泣いた、君のせいで
そばにいてほしかった、言えなかった だけど
好きよ、好きよ、この気持ちはもう
止まらないんだろう

雨あがり見上げた空の上に見つけたのは北極星
彼女の瞳に差し込んだ小さく優しいその光

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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-無題-

彼女は泣いていました。
僕はそれを見ていることしかできなかったのです。

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投稿日:2010/08/08 21:10:42

文字数:391文字

カテゴリ:歌詞

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