キミの流せない涙を流し、キミの心を抱きしめる。
それが、ルイ─涙代行アンドロイド─である、ワタシの仕事。
どうしてだろう、いつだって、空想のはずのココロが、痛くて仕方ないの。
ねえ、どうして、ワタシにココロを与えてしまったの。
ねえ、どうして、ワタシをキカイにしてくれなかったの。
ワタシはどれだけ、この苦しみを味わえばいいの。
ワタシは──。
いいえ、ワタシはアンドロイド。
ワタシはルイ、涙代行アンドロイド。
ワタシの役目は、キミの流せない涙を流し、キミのココロを抱きしめること。
キミのココロに耳を傾け、キミのココロを見つめ、キミのココロに寄り添うこと。
そうしてキミのココロから、涙のモトを写しとり、キミのココロを救うこと。
そこに真のココロがあろうとも。どれだけ苦しみを写し、それがワタシを蝕もうとも。
ワタシは、アンドロイド。
キミのために生まれた。
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