独白昼夢
独りの夜に 寂しくはない
顔隠して 口遊む高速道路
右も左も 渡れはしない
朝が来ないままで立ち止まる
街灯の羅列を数えてくだけ
空っぽの心 いつまでも満たされない
何度だって繰り返す
脳内のシミュレート
「あの頃には戻れないの?」
もう一度だけ逢いたいから
追いかけて追いかけて
バックアップすり抜ける
最後に見た切ない背を
追走する隘路よ
置いてかないで
一緒にいたはず なのに
いつからか他人へと
さよならと無 表情の口に
本当の意味
いつまでも明かされない
最後だって気付かずに
あなたは去ってくから
泡沫より 淡く脆い
儚い夢 溢れてきそう
幻を 観ていたい
全てを嘲笑うように
欠けた月が影を写す
今はもう白昼夢みたいね
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