渦の中投げ込まれ
縋れもしないまま
すべてに背を向け落ちる
落ちていく夜

君だけが温かく
見つけてくれたから
芽吹いた絆の傷あとが
寄り添い導く

手を取り歩んだ日々さえ
不意の別離に抗えず
無力な僕ら
未来を信じ
渡したのは首飾り
⸺『約束』

守りきれず消えていく明かり
砕かれた最後の夢希望
無くしていく情のひとかけ
在るのは生命の搾取

歪み歪む世界を
捥がれた翅で踊るだけ
忍ぶ闇のその先
眠った追想に立ち竦む


夜の目をした君の
温度に触れたとき
確かな共鳴に僕は
救われたんだ

訪れた朝の陽を
こぼさず守りたい
ふたりが離されたとしても
忘れはしないよ

僕らの思いは残され
馬車は見知らぬ場所へ行く
遠くなる声 置き去りにして
胸に抱いた首飾り
⸺『約束』

棘と影が蠢いている
花の裏 欺く笑みばかり
—どうか君は幸せでいて—
唯一の願いも絶たれ

蝶が闇に舞うなら
扉を開けて待っている
僕の罠に掛かって
新月その下で出逢うまで

—いつか いつか いつかまた会おう—
その言葉 何故今 何故ここで

いつも いつも 思い出していた
最後に聞こえた君の声

仄か照らすそれは真実
明るみで再び重ね合う/邂逅の時を重ね合う
重い枷がつくる隔たり/断つ 君の枷
自由はあまりに遠く/痛みは遠く

暗い赤に塗れた/優しい落涙
この手は誰に赦される?/ 君の心は赦される
迷いながらそれでも/誓いをたてるよ
選んだ未来はもう違えない /ふたり行く道は違えない

僕らの約束の果て

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

僕らの約束【曲:ふみえーる様】

ふみえーる様作曲の「僕らの約束」の歌詞です。

閲覧数:68

投稿日:2024/08/23 22:17:29

文字数:648文字

カテゴリ:歌詞

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