正義の味方とか
平和のためだとか
きっとそんなすごい
意思があったわけじゃないさ

才能に憧れて
才能を追いかけて
ヒーローになったつもりなのか
覚悟も無いくせに

雲の上は（今日も）
まぶしすぎて（僕は）
下を見たら（彼に）
呼ばれた気がした

夢を忘れて
世界に見捨てられて
何故　何故　何故　何故
それでも進むのか

拒絶されても
息ができなくても
何故　何故　何故　何故
まだ前を見れるのか

その意思は進むのか


人類の希望とか
平和のためにとか
きっとそんな言葉
一切聞こえてないんだろ

才能に愛されて
平凡を切り捨てて
好奇心の赴くまま
世界を解き明かす

雲の下で（彼は）
牙を向いた（星と）
ヒトの形（共に）
覚悟はしていた

「星は生きてる」
そう繰り返してた
何度も　何度も
刻み付けるように

平凡な僕にも
教えてくれるなら
この先絶対
忘れはしないだろう

忘れられないだろう


きっと彼の
望んだ風景は
ガラス越しじゃ
見えなかったんだ


平凡な僕には
なにも分からないや
何故何故何故何故
笑って（い）られるんだ

拒絶されても
共に在ろうとした
何故何故何故何故
（忘れはしないだろう）


夢は忘れた
平凡でつまらない
こんな自分でも
役に立つならば

彼の孤独と
世界を解き明かした
小さな背中を
忘れはしないだろう