1
A
変わらぬ日々を過ごし 人と同じではつまらない
ただ真似事をしては 個性を語るほどに安く
この身は出来ていない だからもう少し派手に
咲いては散りゆくあの 日の花のように
B
同じく咲いてはまだ足りない
どうせ咲くならば
他人(ひと)より早く誰よりも美しく、いざ
S
冷たい風を押しのけて花を咲かせたら
私1人の大舞台さ
誰も彼もが見つめる先で狂い咲いた
私色の影は冬桜
2
A
前を向き、胸を張り 己(おのれ)の道を貫いたら
誰かの声になど 惑わされずに花を咲かせ
B
誰かの隣じゃ目立たない
どうせ舞うならば
他人(ひと)より強く誰よりも鮮やかに、いざ
S
冷たい風に身を任せ花を咲かせたら
今宵も1人歌い続けて
誰もいない冷たい空の下で舞い上がる
花吹雪は私の涙よ
S´
積もる雪も振り落として花を咲かせたら
私の色よ、消えないで、と
いくつもの心混ざる世界を歩いた跡
私色の花が狂い咲く
ああ、季節外れの花吹雪
ああ、魅せた笑みにも華がある
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