【重音テトオリジナル】切りすぎた前髪のこと
切りすぎた前髪のこと
作詞・作曲:まだおP/NOB
目覚めて見えたものは
無機質に佇んでる
鳴り出す少し前の
目覚ましだけ
あの頃お気に入りの
黄緑のプラスティック
時間が澱のように
積もっている
いつも通り朝は
無邪気な顔をしてる
キミは何かを失くした
大したものじゃなかった
たぶんそうだと言い聞かせてた
作り笑いがずい分
上手くなったと思った
それでも
時々きしむ踵
くたびれたパンプスには
あの日の欠片ひとつ
こびりついて
温もる刻の中で
我侭をもてあそんだ
きらきらしたあの日の
欠片ひとつ
誰も彼も上手く
削ぎ落としてる
なのに
キミの何かはどこかで
名前も顔も変わって
それでもじっと在り続けてて
見つかりにくくなるのが
オトナになるということ
それでも
切りすぎた
前髪は
きっと見つかる
おまじない
キミは何かを失くして
それでもキミは見つける
欠片ひとつを手掛かりにして
作り笑いで隠した
キミの世界が動き出す
確かに
時々きしむ踵
くたびれたあのパンプス
無邪気な朝の空へ
放り投げる
コメント0
関連動画1
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想