背くらべ 柱の傷
図鑑に載らない花の名前
えかき唄 鬼が笑う
嘘か真か知るは童(わらべ)か
かるたのように
二枚そろうとは限らぬけれど
何処へゆこうか
腕(かいな)取られて葛の葉の蔓(つる)
瑠璃の声 細小小川(いさらおがわ)
忘れ忘れて斑鳩の森
理由なく 釣瓶落とし
滴(しずく)したたる木の桶の底
琥珀のように
濁るか濁らぬかはわからねど
何処にしようか
枯れ橋渡って砂利に佇む
むかしむかしのお話ですと
遠い記憶を眇で見れば 嗚呼
あなたとこなた
たそがれ時に踏み迷う
移ろい着いた 湖のふち
ちらり振り返る 暗い路(みち)
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