記憶の彼方君の思い出
離れないように握った手のひら

後悔の果て傷つけあっても
伝えられずに
ひとり何度思っただろう

あの頃よりも少しだけきっと
優しくなれるような気がするんだ

笑って笑って消えないように
踊って踊っていつまででも
例え時が戻らないと知っていても

君に伝える言葉も知らずに
手繰り寄せた心は
壊れそうになる、硝子の形
そんなことも分からなかった

なくしたものは数え切れない
涙でなぞる窓のカシオペア

笑って笑って泣かないように
踊って踊って忘れるまで
例え君は戻らないと知っていても

愛を伝える仕草も知らずに
ひとりよがりな五線譜
壊れそうになる、ピアノの白黒
こんなものでいいの？

もう一度だけ願い叶うなら
君に言葉伝えたい
何度も言う何度だって言うよ
君に伝える『ありがとう』