日の沈む駅のベンチで
長く長く僕らは待ってた
いつ貼られたか濁してる
褪せた時刻表
どこから来たのかもわからないのに
一体どこへ行こうというのか
宛先の消えた飛行船に
地球ごと乗っかってる とするなら
いま この 瞬間 も
誰かが指さしケラケラ笑う
こんな奴らを仲間と呼ぶのか
誰かがテレビでペラペラ語る
言葉に出会わず死ぬ子がいるのに
宇宙が転がす ピンポン玉が
僕らの歩く全てだとしたら
陽が辛い朝に起こされ
いつも同じ軌道に沿っては
こめた悪意を濁してる
課せた時間割
幸せの形も決まらないのに
満ちることのない認証欲求
墜落へ向かう飛行船には
渦巻いた欲望らが 動力さ
いま この 瞬間 も
誰かが傷付き自分を嫌い
「みんな同じさ」と我が物顔で
1人が笑えば死ぬるは2人
当の本人は気付かないままで
僕らが転がす ピンポン玉が
誰かの歩く全てだとしたら
こんなことを考えてみたとこで
僕はただ廻るしかないけれど
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