静か涼か闇が伸びて 影法師が首を擡げ（もたげ）
天の鼓動 廻り流れてく
空を満たす月の光 雲間抜けて世界（きみ）を照らす
霞みあれど 夜は過ぎてゆく
結い確かめた私たちの赤い糸がまだ小指に残る
一人旅立つ私を どうか赦してください
零れそうな心抱きしめて 祈り捧げましょう
風に願う夢を呼び寄せ 茹だる街を覚ませ
淡き花散らして
天に凍える金の月 降り注いだ薄化粧（つきあかり）は
今日も大地（きみ）を 灯し続けてる
童歌（わらべうた）は今は止んで 炎さえも今は消えて
残るものは 金の鈴の音
手の温もりがとてもとても遠く透けてもう幻のよう
二人重なる歌声 永久に在りめくりめくる
握りしめた君の掌が 熱教えてくれた
風に願う夢それだけが 君に残す全て
小指握りしめた
君と過ごした日々を 護れると言うなら
命も惜しくない
金の双月差し込み 赤い糸固く結ぶ
溢れ出した涙拭い取り 祈り捧げましょう
風に願う夢を呼び寄せ 祈り捧げましょう
炎尽く時まで
一人旅立つ私を どうか赦してください
零れそうな心抱きしめて 祈り捧げましょう
風に願う夢を呼び寄せ 茹だる街を覚ませ
淡き花散らして
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しずかすずかやみがのびて かげぼうしがくびをもたげ
てんのこどう まわりながれてく
そらをみたすつきのひかり くもまぬけてきみをてらす
かすみあれど よるはすぎてゆく
ゆいたしかめたわたしたちのあかいいとがまだこゆびにのこる
ひとりたびだつわたしをどうかゆるしてください
こぼれそうなこころだきしめて いのりささげましょう
かぜにねがうゆめをよびよせ ゆだるまちをさませ
あわきはなちらして
てんにこごえるきんのつき ふりそそいだつきあかりは
きょうもきみをともしつづけてる
わらべうたはいまはやんで ほのおさえもいまはきえて
のこるものは きんのすずのおと
てのぬくもりがとてもとてもとおくすけてもうまぼろしのよう
ふたりかさなるうたごえ とわにありめくりめくる
にぎりしめたきみのてのひらが ねつおしえてくれた
かぜにねがうゆめそれだけが きみにのこすすべて
こゆびにぎりしめた
きみとすごしたひびをまもれるというなら
いのちもおしくない
きんのふたつきさしこみ あかいいとかたくむすぶ
あふれだしたなみだぬぐいとり いのりささげましょう
かぜにねがうゆめをよびよせ いのりさささげましょう
ほのおつくときまで
ひとりたびだつわたしをどうかゆるしてください
こぼれそうなこころだきしめて いのりささげましょう
かぜにねがうゆめをよびよせ ゆだるまちをさませ
あわきはなちらして
風の故郷
長い日照りにさらされた街。
その地に潤いをもたらすために用意された人身御供。
それが、彼女でした。
つきのP様の既存レン曲「金の双月 赤い糸」が好きすぎて、（勝手に）クロスオーバー作品を目指して書きました←
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小ネタをちょいちょい入れました。
小野小町さんの和歌がちょうどぴったりだったので
空をゆく月のひかりを雲間より見でや闇にて世ははてぬべき[小野小町]
【通釈】空を渡る月の光が雲間から洩れるのを見ることもなく、闇夜のまま、この夜は終わってしまうのでしょうか
↑を入れてみたりしました。
あと、大地だったり世界だったりに「きみ」の読みをふったのは、リンちゃんにとってのレン君の存在がそれくらい大きかったんだという意味を込めました。
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追記：修正、改変などはもちろんお引き受けいたします。
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ご意見・ご感想
つきのP（きつつきのわ
ご意見・ご感想
おはこんばんちわ。つきのPこと、きつつきのわです。
このたびは歌詞のご応募、誠にありがとうございましたm(_ _)m
悩みに悩んで選考した結果、めりー様の月夜の約束を採用させていただくこととなりました。
今回は残念ながら採用という形にはなりませんでしたが、
また歌詞を募集する予定ですので、機会があれば次回も是非よろしくお願いいたします！
P.S.
できれば、この詩で民族調曲を作らせていただきたいと思うのですが・・・、
私自身、手一杯な為、非常に時間がかかってしまうかも知れませんが、
このまま消さずに置いといていただくことは可能でしょうか？
2010/09/15 22:38:59
睦月 夕希
選考、お疲れ様でした！
あわわ……光栄です………！
いつでも構いませんので、のんびりお待ちしていますね…！
ＣＤ制作＆作曲応援してます！
2010/09/16 17:19:35