
何もない町 僕にあるのは
破れた教科書と友達のポチだけ
お母さんとお父さんは
毎晩大きな声と音をたてている
そんなある日おじいちゃんが
僕と友の前に現れたんだ
おじいちゃんの車は人が二人しか乗れないけど
友達は特別らしい
「旅に出かけるぞ」
何もない村 僕にあるのは
荷台ってとこで感じる風と
冒険の仲間達
「何して遊ぶの?」「誘拐ごっこさ」
お母さんとお父さんに「息子は預かった」
「返して欲しければ要件を飲め
どんな時でも二人笑っていろよ」
おじいちゃんと泊まった宿は
ベッドが回り遊園地みたい
明日はどこに連れっててくれる?
「三人の秘密だぞ」
おじいちゃんが教えてくれたおじいちゃんの大切な人
「着いた」と言って
止まった先は大きな木の下
おじいちゃんが教えてくれたおばあちゃんの眠る場所
荷台で星を見ながら四人笑い合い眠った
おじいちゃんが教えてくれた
大きな木の下で
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