部屋に差し込み始めた茜日が
音楽室に残った ボクとキミの影を
伸ばして行く
「もう帰ろうか?」といったボクに
何も言わず席を立ち 窓際の指定席に
座って引き始めた ピアノ…
喋ろうとするボクを 黙らせた
いつもより真剣で 真面目すぎるキミの
紅く染まる横顔
「心で弾くものよ」教えてくれたよね?
曲目も言わないまま 初まったコンサート
観客は一名様 どうぞ…
カーテンを揺らす 南風
水槽に映る うろこ雲
本日の鍵当番
ボクをロックした
廊下を歩く音符隊が 校舎を抜け出して
グランドや 体育館で 響き渡るよ
曲の中に「小さな恋」を隠したまま
ボクだけが知ってる この先の五線譜
手が止まり 繋がることを拒んだメロディ
瞬間(とき)を残しまま
風にあおられて 飛ばされた譜面
窓から飛ばした 紙飛行機
廊下を歩く音符隊が 校舎を抜け出して
グランドや 体育館で 響き渡るよ
曲の中に「君が好きだ」を隠したまま
ボクだけが知ってる その先の五線譜
知られないように 練習したんだね
失敗しても 大丈夫だよ 止めないで
ボクだけが知ってる その先の五線譜
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