背伸びした満ちぬ月を
貴方とってくれた夜の中
熱を抱いた首筋に
響く音に眩むクレッセント

(Beat a key)
終わる、には
遅すぎたなんてこと
(Next to you)
解ってはいた
触れれば壊れる手を 愛した

欠けた月は迷い込んだ
あたしを連れていく
隣り合った傷だらけの
鳴らない鍵盤を照らし


だから此処までなんだ、と
息を吐いて音を飲み込んだ
冷えた腕に刻まれた
薔薇の蕾香るクレッシェンド

(Beat a key)
嫌う、には
弱すぎるなんてこと
(Next to you)
気付きもせずに
逸らせば溶け出す瞳に
キスした

欠けた月が映る水面
掻き混ぜ嘘にした
隣同士背中合わせ
見えない鍵盤の上で


割られたそれを指で なぞった


細い指を飾る深紅
あたしを染め上げて
隣り合ったこの刹那を
切り取りさようなら
聴きたくない言葉たちに
否定を響かせて
交わらない音がつげた
あたしと貴方の結末

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Echo echo,discord

純一郎さんの歌詞募集曲に歌詞をつけてみました。
http://piapro.jp/t/Q5lO

響け、響いて。

閲覧数:322

投稿日:2012/03/01 21:45:19

文字数:413文字

カテゴリ:歌詞

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  • 純一郎

    純一郎

    ご意見・ご感想

    はじめまして!この度はご応募ありがとうございます。
    月夜の風景と音楽の画がすごくいいですね。こういう雰囲気はとても好みです。
    聞き手に情景描写を伝えるのが上手い方の作品という印象を受けました。

    選考後、作品トップページとピアプロ経由のメッセージで結果をお知らせしたいと思います。
    発表まで今しばらくお待ち下さいm(_ _)m

    2012/03/02 06:56:11

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