右頬から 剥がれ落ちた
並ぶ影を 睨んでたわたし

形はないのに ないことを知ってた
そこには「まだ」 「もう」 「最初から」

スプーン1杯の期待だったの
ちょっぴり甘くて
ほろ苦いまま寄せ返す 記憶の波

あなたの指抜けた ザラメ

はらはらりと 剥がれ散ってく
叫ぶ間もなく 是非さえなく
あの日の笑顔が いまも砕けずに

くるくるりと 零れ落ちてく
純度のまま まっすぐに
口をつぐんでは 削った想い

だけど消えない 刹那は永久
いまも広がる いつかと同じ夕空


嘘でいいからと 嘘を吐く分だけ
増していくの 嘘じゃないの

この涙は知らなくたっていい
すべてを沈めて
なにもかも奪ってしまう あなたの海

まるごと飲み込んだ 海の色

ふわふわりと 走り去ってく
あの子の背を 追った視線
その瞳 前に砕け散った心

ゆらゆらりと 浮かび消えてく
見つめていた 肩越しの
夕陽のオレンジ 焦がれた


不器用さ あの日のままで
まぶた閉じるから
もう なんにも見えなくたっていい
なんて 言わない

まぶたの裏の海の色
涙に溶かしたなら
わたしのままで 行かなくちゃ


はらはらりと 剥がれ散ってく
叫ぶ間もなく 是非さえなく
あの日の笑顔が いまも砕けずに

くるくるりと 零れ落ちてく
純度のまま まっすぐに
口をつぐんでは 削った想い

心の残骸 時だけが満ちて
指を抜けた ザラメ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

◆ ザラメ

あなたへの想いは、純度の高いザラメ糖

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投稿日:2011/01/24 15:10:56

文字数:604文字

カテゴリ:歌詞

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