光のどけき春の日はその花を茶に浮かべ
ふわり
ひとひら頂きましょう
緑の陰恋しき頃は葛の池で金魚たゆたう
きらり
尾のひれ舞わせましょうと

見立ててもらったお皿の上に ちょこんとすましてぱっとして

桜もちの淡い雲 葉っぱに包み秘める恋
水ようかんの紫陽花は きらめくほどに涼し風

蓬菜の花杜若 姿にほれぼれ名にほれぼれ
口に運べばはんなり甘味

ああいとおかしきおかし


からくれなゐに水くくる紅葉の錦の秋
はらり
萩とも頂きましょう
愛日の日恋しき頃はそぼろ雪天より降りる
ほわり
真白に重ねましょうと

仲良き友達お茶の隣で 庭と同じ花が咲く

十五夜のおだんご満月 照らす光は栗あん色
雪間の太陽ゆずまんじゅう 香の陽射しにてひなたぼこ

菊に桔梗に山茶花に みせる響く香る和のこころ
あなたも私もはんなりしましょ

ああいとおかしきおかし


ある時は春花のにほひ栄え
ある時は夏草の繁きおもひ
ある時は秋山の色なつかし
ある時は冬籠り春がまた

流れ巡りて四季変化

桜もちの淡い雲 葉っぱに包み秘める恋
水ようかんの紫陽花は きらめくほどに涼し風

十五夜のおだんご満月 照らす光は栗あん色
雪間の太陽ゆずまんじゅう 香の陽射しにてひなたぼこ

実り恵みを映しとり 春夏秋冬花鳥風月
和の彩りははんなり甘味

ああいとおかしきおかし


**********

(読み)

ひかりのどけきはるのひはそのはなをちゃにうかべ
ふわり
ひとひらいただきましょう
みどりのかげこいしきころはくずのいけできんぎょたゆたう
きらり
おのひれまわせましょうと

みたててもらったおさらのうえに ちょこんとすましてぱっとして

さくらもちのあわいくも はっぱにつつみひめるこい
みずようかんのあじさいは きらめくほどにすずしかぜ

よもぎなのはなかきつばた すがたにほれぼれなにほれぼれ
くちにはこべばはんなりかんみ

ああいとおかしきおかし


からくれないにみずくくるもみじのにしきのあき
はらり
はぎともいただきましょう
あいじつのひこいしきころはそぼろゆきあまよりおりる
ほわり
ましろにかさねましょうと

なかよきともだちおちゃのとなりで にわとおなじはながさく

じゅうごやのおだんごまんげつ てらすひかりはくりあんいろ
ゆきまのたいようゆずまんじゅう かのひざしにてひなたぼこ

きくにききょうにさざんかに みせるひびくかおるわのこころ
あなたもわたしもはんなりしましょ

ああいとおかしきおかし


あるときははるはなのにおいさかえ
あるときはなつくさのしげきおもい
あるときはあきやまのいろなつかし
あるときはふゆごもりはるがまた

ながれめぐりてしきへんげ
さくらもちのあわいくも はっぱにつつみひめるこい
みずようかんのあじさいは きらめくほどにすずしかぜ

じゅうごやのおだんごまんげつ てらすひかりはくりあんいろ
ゆきまのたいようゆずまんじゅう かのひざしにてひなたぼこ

みのりめぐみをうつしとり しゅんかしゅうとうかちょうふうげつ
わのいろどりははんなりかんみ

ああいとおかしきおかし

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ああいとおかしきおかし

いろんな洋菓子をモチーフにした可愛い曲ってありますよね。
あんな感じで和菓子モチーフの可愛い曲を作りたいなぁ…と思ったのが始まり。
という訳で「和風×可愛い」を目指して書きました。

「みせる」を平仮名にしているのは、「見せる」と「魅せる」を掛けたからです。

自分で作曲するか、コラボにて作曲を依頼するか、現在決めかねているところです^^;


愛日:冬の暖かな太陽

雪間:(ここでは)降雪のやんだ間

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投稿日:2011/08/28 01:17:24

文字数:1,310文字

カテゴリ:歌詞

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