【カナリア】
いつもの散歩道
先を歩いてる君
跨線橋のてっぺん
止まって僕を待ってる

君は下を流れる
電車をみるのが好き
青空へと揺れる
長めの白いスカート 

優しい時はいつも
春風が掠めとる
「ただいま」なんて
とっくに言い納めた

カナリア
飛び去ってゆく
君のすがた
空が吸い取った
どうして
道はいつも
一つじゃない?
僕は地を這うんだ


君は下を流れる
遥か先に駆けて行く
跨線橋のてっぺん
僕を待つ背はもうない

二人で語り合った
窓際のあの場所も
誰かの物に
なって上書きされる

カナリア
おびえた目の
幼い君
ここにはもういない
思いを
抱えすぎて
膨らんでく
君を閉じ込めた籠

カナリア
崩壊した
僕の気持ち
ここにはもうないよ
カナリア
飛び去ってゆく
君の姿
空が吸い取った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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カナリア

この世界からみたら
君も僕もほんとうにちっぽけで
だから別れの季節が来たら
きっとすぐに見えなくなってしまうかもしれない

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投稿日:2015/03/26 16:24:40

文字数:353文字

カテゴリ:歌詞

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