というか、美空とはなんだか怖くて話せない。あの晩の出来事もあるし・・・。
ぼーっと外を眺めていると、美空が話しかけてきた。
「ねぇ、和人クン。今度、家来ない?いろいろ話したいし・・・。」
「え、・・・うん。いいけど・・・。」
「どうしたの和人?美空ちゃんと何話してるの?」
横から名美が話しかけてきた。美空は一瞬曇った表情をしたが、見なかったことにして、話を続ける。
「いや、今度美空の家に来ないかって誘われたんだ。名美も行く?」
「え?なら、お邪魔じゃなかったら私もついて行っていい?」
ナイス名美!あとは美空が了承してくれれば、あの晩みたいなことはできないだろう・・・。
「・・・。うん!いいよ!んじゃあ、また連絡するね!」
「あ、そういえば美空ちゃん、ケータイ持ってるの?」
「うん、持ってるよ!ちょっと待っててね・・・。」
がさごそとケータイを探している。が、なかなか見つからないようだ。
「なら、俺らのメアド渡しとくな。またメールしてよ。」
「すみません・・・。ありがとうございます。では、また今度で。」
「なぁ、名美。名美って、美空たちのこと、どう思ってる?」
「ん?どういうこと?」
こっちを訝しげに見つめる名美の目を見て、さすがに気が引けた。
「いや、なんでもない。それより、美空の家だけど、場所知らないよ?俺。」
「あ、ほんとだ・・・。また、聞いておくね。」
「よろしくです。」
「・・・ねぇ、凛。ケータイって何?」
「美空姉、覚えてないの?ニンゲンのコミュニケーションツールだよ。ちゃんと勉強したじゃん。」
「あぁ、ごめん。でね、そのアドレスを和人クンたちに渡さないといけないんだけど・・・。」
「はぁ。なら、今は凛のを貸しておくから。」
「ありがと、凛。」
そういえば、と凛が考え込む。
「・・・美空姉。【Black dusk】についての情報は?」
「実は、和人クンと名美ちゃんからの反応が濃いみたい。ただ、楠田クンが厄介なの。全然折れない。」
「へぇ~。じゃあ、凛も報告。わが軍を配備できるポイントはかなり多いよ。さすが田舎だね。」
こくり、美空がうなずく。
「また、会議だね。凛。」
「あいつら、なにめんどくせぇこと考えてんだぁ・・・?」
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