ポケットに手を入れて
トボトボと渡る橋
真冬の陽(ひ)が少しずつ
背中を温めてく

吐き出される煙と
横切る鳥の群れ
何も喋らなくたって
同じ空見てた

君は優し過ぎるんだよ
街にすぐ弾かれる
相変わらずなこんな僕
置いていっていいのに

時代は目まぐるしく
景色をただ塗り替える
時々とても
怖くなるよ

一人ぼっちで
歩いていたら
いつも君が先に
僕の名を呼んでくれた
暗いトンネルの向こう
必ず待ってる光のように



ふと立ち止まる夕暮れ
足元を駆け抜ける
メトロポリタンレイルウェイが
汽笛を響かせてく

頭に描いていた
未来を超え進む
でも多分僕は
ちっとも
幸せじゃなくて

古ぼけてしまった地図
胸の懐中時計
君に託した本の中
書き込んだメッセージ

僕に合わせていたら
乗り遅れてしまうから
ここでさよなら
さぁ急いで

一人きりでも
ちゃんと生きてく
だから心配いらない
そのまま振り返らずに行って
違う歩幅と
違う速度で
僕らは別々の明日(あす)へと導かれてく
恐れなんて捨て去って



君は僕にとって救いそのものだった

地上を目指し
思いは馳せる
もう一度だけ呼んで
あの優し過ぎる声で
今も
相変わらず
不甲斐ないけど
どうにかやっているよ
長い闇の終点に
流れ星が落ちていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

メトロポリタンレイルウェイ

メトロポリタン鉄道(最古の地下鉄)を背景に、親友との別れを描いた内容となっております。
文字数の調節など迅速に対応いたしますので、何なりとお申し付けくださいませ。

閲覧数:167

投稿日:2019/02/25 20:04:11

文字数:553文字

カテゴリ:歌詞

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