「縄を外せ」
「無理だ」
「私を監禁して何になる?」
「さぁな?上からの命令だ」

有紗は溜め息を吐く。

「でもさ、私のデータプログラムをロックしないとか、馬鹿なんじゃねぇの?」

縄をほどき、劉に襲いかかる。

「!?」
「あんなぁ?不用心にも限度があるだろ?」

劉は驚きの表情を見せる。

「俺はあんまり、殺戮モードになりたくねぇんだよ。コピーはオリジナルの言う事を聞いていれば良いんだ」

有紗は槍を実体化させる。
日本で使われている奴ではなく、騎士が使ってそうな、お洒落な槍。

「日本製じゃ時間かかるからな」
「!?」

ズガン!!
槍では有り得ない程の威力。

「言っとくが、カイト達は絶対に来る。あず兄と結衣姉と共になぁ」

有紗の可愛らしい顔に似合わない笑いをする。

「良いねぇ!恐怖に歪んだ表情!殺しがいがあるってもんだ」

ククク
有紗は笑いながら、劉を追い詰めて行く。

「っ!」

劉の腕に赤い線が浮かび上がる。

「あ、言っておくが、消滅プログラム侵入させておいたから」

ゴト
腕が落ちる。
そして、プログラムが分解して行く。

「夢羅が消滅した時と同じウイルスだから、いずれお前も消える」

徐々に消えて行く劉を見て笑う。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

新しい物語___監禁?

有紗が日に日に怖くなって来た←

アウトにならないよう頑張って抑えてます!

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投稿日:2010/02/14 23:00:41

文字数:529文字

カテゴリ:その他

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