「コドクの国のヒメ」



私の中にある 私だけの絵本
この中でだけ ヒロインになれる

アナタはワタシを探すためだけに歩き出して
ワタシだけを求めて彷徨う

他にヒカリなんてあるはずがない これが本当の物語りだったのなら
リンゴを食べるのは必然で ワタシはアナタを待つためだけに眠るの

もしも貴方を独り占めにできたのなら
私は貴方のそばから離れたりしないの

ずっとこのまま二人で 仲睦まじく毎日話そう

はやく迎えにきてよ


私の中にある 私だけの絵本
この中でだけ 邪魔なものはなにもない

アナタの笑顔はワタシに向けられて
ワタシもアナタに笑いかける

他に目的なんてあるはずがない それはこれが本当の世界じゃないから
誰も助けに来なかったとき 私の役目はいったい何になってしまうの

もしも私が貴方を応援できるのなら
リンゴを手渡すのは私なのかもしれない
そっとあの娘のために
あふれ出すものはせき止めて
貴方の幸せを願って


できるなら 叶うなら 私がいたかった

願っていた その場所に

それはできないの ワタシじゃいけないの

貴方が想うのは 隣の国のヒメだから


もしも貴方を振り向かせられるのなら
そんなこと考えて毎日が過ぎていく

いっそのこと 甘い毒だけを
ワタシに手渡してください

思い残すことはない このままシアワセに
貴方を想って ズット


眠らせてください


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「コドクの国のヒメ」

いつも本当のヒロインは
後から現れる。

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投稿日:2011/02/02 11:56:02

文字数:604文字

カテゴリ:歌詞

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