『朧』
美しく咲いた華は やがて散る… 
 
夢幻の彼方 行く先遥か 
遠くへと近づけない微かな雪 
足音遠く 心響く 
終末が近づく足音
 
人は皆綺麗に咲き 儚く美しく散るのでしょう 
 
おぼろげに覚えていたあの月も 
憂い気に光るあの月も 
総て 終わると知っていたこの運命 
わかっていたこと 
 

 
行く先見えず 先が見えず 
苦悩と混沌が訪れた夜 
吐息は白く 鼓動は早く 
想いが爆ぜてしまうほど壊れた 
 
想いは実をつけながら 密やかに落ちるのでしょう 
 
悲しまないで 私は生きるから 
この世界の一部となって 
総てが終わるわけではないのだから
わかってほしい…
 
 
虚ろに見える満月に あなたは何を想うのでしょう? 
 
おぼろげに覚えていたあの月も 
憂い気に光るあの月も 
総て 終わると知っていたこの運命 
わかっていた
悲しまないで 私は生きるから 
この世界の一部となって 
総てが終わるわけではないのだから
わかってほしい…

 
散らない華がないのなら せめて美しく散りましょう…。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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  • オリジナルライセンス

『朧』

散り際の美学、がテーマです。

泥水をすするのか、誇り高く散るのか、人としての永遠に近いテーマの一つです。
生きざまを貫いて散るのか、それとも想いを違えても生きるのか。


矛盾に翻弄される想いを感じていただけたらと思います。

閲覧数:32

投稿日:2015/02/12 19:26:57

文字数:505文字

カテゴリ:歌詞

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