レプリカント/フィロソフィア

淡々と
過ぎ行くメランコリックな日々
過ちを畏れ慄いて
見上げ瞳をさす月明かりに
届かないと分かっていても手を伸ばす

音も色も奪われた群像劇
手を叩く観衆はもういない
代り映えもないこの街の中で
紛れ込んでしまった事、知られぬように

水面越し映る
私が問いかける
「何も知らないのに
飽きた日々をどうして食んでる?」

真実は底の中
進む度沈む身体が
紛い物かそうでないのか
知りもしない儘、踊らされてゆけ!
鈍色に描く予想図は
蒙昧な群衆を振り回す
わたしがなにものか
模るのは君に委ねよう

反転
浮遊する身体と
沈みゆくビルの森
孤立する心の
着地点はどこ?
見下ろしてみても
見つからないから
手に持つプリズムの指す光の方へ

振りそそぐ七色の道が
それぞれ染めて分かつ扉の
その先にある答えだけじゃ不服かな?
だなんて
嘲る声がそこら中の鼻の伸びた
木偶の坊から聞こえる

鏡越し映る
私が傾げる
「彼らと疎む君
そこになんの違いがある?」

真実は底の中
進む度濁る心が
本物かそうでないのか
分からないまま狂わされてゆけ!
鈍色に描く予想図は
蒙昧な群衆を振り回す
きみがなにものか
模る私はどちら側?

秘密は歪んだ箱の中
何処で間違えちゃったのかな
静かになった鏡から
落ちた雫の光に目が眩んだ
鈍色に染まった世界で
わたしだけの色を探した
掌に残った
痛みだけが本物なんだ!

真実は底の中
進む度沈む身体が
紛い物かそうでないのか
知りもしない儘、踊らされてゆけ!
鈍色に描く予想図は
蒙昧な群衆を振り回す
わたしがなにものか
模るのが私自身なら
歪なまま幕を下ろそうか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

レプリカント/フィロソフィア 歌詞

閲覧数:37

投稿日:2024/10/11 21:45:06

文字数:714文字

カテゴリ:歌詞

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