1A
一口だけで
果実から甘たるく滴る
白昼夢
齧った

喉を鳴らして飲み干す現実主義
ようこそ
白昼夢
消えた境界線

1B
ぬるいやさしさに溺れ
縋りついたら
離れたくない

いいの
今だけはふたり
禁断の蜜に酔い
秘密を重ねたい

1S
色を解けば
ほのか微熱憂う熱帯魚

気怠げなまま揺れる睫毛
水槽を漂う

空約束が時に
愛を嘯いて笑う

夜を彷徨いながら抱いて

2A
残りわずかの
果肉が熟していく
白日
今はもう
遠いどこかに

2B
ずるい駆け引きをしてた
嘘と真実塗り替えたい

二度と許さなくていい
忘れられないくらい
私を刻みたい

2S
色を魅せれば
秘めた微熱
咲いた熱帯夜

鮮やかなまま
爪の跡を
手探りで泳ぐ

麗しの花
吐息惑い
求めて震える

本音隠して瞼とじて

S
色が香れば
まるで微熱愛でる熱帯魚

曖昧なまま
撫でる髪に
囁きの欠片

くちづけを待つ
焦がれながら
誘う熱帯魚

このまま夜の熱を攫って

——ひらがな——

微熱の熱帯魚


1A
7 10 4 4 4
7 10 4 4 7
ひとくちだけで
かじつからあま(っ)たるく
したたる
はくちゅ(う)む
かじった

のどおならして
のみほすげんじつしゅぎ
よおこそ
はくちゅ(う)む
きえたきょ(う)かい「せん」

1B
3 8 7 6
3 8 10 7 2
ぬるい
やさしさにおぼれ
すがりついたら
はなれたくない ※1文字超過

いいの
いまだけわふたり
きんだんのみつによい
ひみつおかさねたい

1S
7 3 3 8
7 3 3 8
7 3 3 8
10 3
いろおほどけば
ほのか
びねつ
うれうねったいぎょ

けだるげなまま
ゆれる
まつげ
すいそ(お)をただよう

からやくそくが
ときに
あいお
うそぶいてわらう

よるおさまよいながら
だいて

2A
7 10 4 4 7
のこりわずかの
かにくがじゅくしていく
はくじつ
いまわも(お)
とおいどこかに

2B
3 8 7 6
3 8 10 7 2
ずるい
かけひきをしてた
うそとしんじつ
ぬりかえたい

にどと
ゆるさなくていい
わすれられないくらい
わたしおきざみたい

2S
7 3 3 8
7 3 3 8
7 3 3 8
10 3
いろおみせれば
ひめた
びねつ
さいたねったいや

あざやかなまま
つめの
あとお
てさぐりでおよぐ

うるわしのはな
といき
まどい
もとめてふるえる

ほんねかくしてまぶた
とじて

S
7 3 3 8
7 3 3 8
7 3 3 8
10 3
いろがかおれば
まるで
びねつ
めでるねったいぎょ

あいまいなまま
なでる
かみに
ささやきのかけら

くちづけをまつ
こがれ
ながら
さそうねったいぎょ

このままよるのねつお
さら(っ)て

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

微熱の熱帯魚【曲:Ken_Low様】

Ken_Low様の「タイトル未定【歌詞募集】」への応募の歌詞です。

少し大人っぽいイメージで考えてみました。
文字数ごとの改行表記は後半のひらがな部分になります。

タイトルは仮称です。
編曲の際の歌詞改変、調整は問題ありません。
また、対応も可能です。

閲覧数:250

投稿日:2021/07/23 12:48:03

文字数:1,186文字

カテゴリ:歌詞

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