仮題:伝蝉歌　(でんせんか)

S'
命の限り　鳴く蝉（セミ）のように
誇り高く響き渡れ　伝蝉歌

A1
もしもし大好きな君へ
僕の声は聞こえてますか?
何を見ては何を思い
何処に向かって歩いてるの?
時々でいいから僕に
微笑みかけてくれませんか?
それだけで今日一日が
素晴らしい日に変わるんだよ

B1
なんて頭で考えて　夢だけで終わるんだ
せめて気持ちが伝われば　こんなに切なくはないのかな？

S1
僕の想いを　声が嗄れるまで
何度でも叫び続けるよ
誰かにとって　うるさいだけでも
君にだけは届いてくれ　伝蝉歌
いつの日か


A2
もしもし大好きな君へ
僕の声は届きましたか?
何を聞いて何を感じ
どんな遠い所に行くの?
まだまだ弱虫な僕は
知らない事が多過ぎるよ
いつかこの場所で僕らは
繋がることは出来るのかな?

B2
見てるだけでいいだなんて　言い訳は疲れたよ
せめて名前が聞けたなら　こんなに苦しくはないのかな？

S2
僕の想いを　声が嗄れるまで
何度でも叫び続けるよ
独り言って　馬鹿馬鹿しくても
伝わるまで鳴り止まない　伝蝉歌
間に合うの…


S3
君がここから　また見える日まで
毎日歌い続けるよ
思いを込めて　響くこの歌を
どこかの空の下に居る　君だけに

僕の命が　尽きてしまうまで
窓を開け叫び続けるよ
命の限り　鳴く蝉（セミ）のように
誇り高く響き渡れ　伝蝉歌
鳴り響け