闇の帳降りた頃
靡く夜風馨る煙管
孤独な兎また狩られてく

揺らぐ焔照らす躯
艶やかに
触れる指先掠める吐息
甘く馨る包む微笑

―鬼サン此方手ノ鳴ル方ヘ―

躯の中心奥底疼き
沸き上がる
駆け巡る衝動激情
吐き出した

描く幾何学紋様
絡むしなやかな肢体
あなたをあなたをあなたを
アナタヲ

―往キハ良イ良イ帰リハ恐イ―

躯の奥底中心疼き
這い上がる
駆け巡る慟哭劣情
引き摺り出して

手繰り操り編み上げる
織り成す紋様華やかに
快楽溺るるその先へ

描く幾何学紋様
絡むしなやかな肢体
あなたをあなたをあなたを

笑む快楽の奥で
手招く蟻地獄へと
あなたをあなたをあなたを

イトシイヒト