狭くなった部屋の中に僕は沈んでいた
回る視界の内から思い出した感傷に
白 黒と灰色の色々と日の光
眩しくて遠くてさ
またくるり背を向ける
パンの耳ひとかけら
そんなものだけで
単純に僕らは喜んでいるのさ
うつぶせた僕の背中
しがみつくそれの意味を
解るのだろうか
彼も君も 先生も僕も
二つ三つ重ねては
一歩二歩引き下がる
届いては差し戻し
夢見ては撃ち落とされる
ふと開けた目の前に忘れてたものがある
案外そんなことでさ
僕らは歩いてる
パンの耳ひとかけら
そんなものだけで
単純に僕らは幸せになるのさ
抱えた荷は重たくてたまに落としそうになる
あんなに大きいものなのに見落としそうになる
薄闇溶かして固めた今日に「おはよう」を
重い頭の中身はいつか知る日が来るから
またね
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