「この愛できみを孤独に出来るだろうか」
 いま、ここに言葉が生まれたなら どうしよう。
「雨のやまないあの場所は、桜の花がキレイね」
 ほら、街じゃあ世界地図は役に立たない。

 おいかけて/つかまえて/きみに恋する花一輪。傘も差さずさ迷う 怠惰な悲劇。
 あいしてる/あいしたい/恋に恋する夢一夜。きょうを守るために、幕を引き眠ろうか。

「きみの名前を教えて」「明るい花と書くそうだよ」
 声の届く距離が真実とは限らない。

 ほほえんで/そばにいて/きみに恋する花二輪。硝子の向こうには何が見えるの。
 躊躇いが白く濁したそのあとで、泣き濡れた靴音は目蓋に伝う。つめたく。

 「……」

 罅割れた親愛を埋め合わせるような恋をして、きみがまたぼくのことをキライになって、
 それでもいいだなんて分かりきったウソさえも、わたしを裏切ってゆくのだろうね。

 ほほえんで/そばにいて/きみに恋する花二輪。硝子の向こうには何が見えるの。
 愛しても愛しても、募る思いは花心。あの日 顔を失くした世界の痛み。

*一輪(ひとつ)
*二輪(ふたつ)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

明るい花とハルノウソ

窓硝子に息を吐きかけて絵を描く。そんな迷惑な遊びが小学生の頃お気に入りでした orz
加筆修正予定。

閲覧数:308

投稿日:2013/01/07 00:36:30

文字数:473文字

カテゴリ:歌詞

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