真っ白な言葉だった
瞬きの間に消えていった
この夢が覚めたらきっと
明日まで、さよなら
たいせつなものばかりが
次々に浮かぶよ
冷たくて空っぽな
わたしになれたなら
泣き出してしまいそうな
物語の続きを
真っ白な言葉だった
忘れないように繰り返し
口にしてみても 誰にも
聞こえないだろうけど
だいすきなことはぜんぶ
胸に仕舞っておくから
眠れない記憶から
あなたと逃げ出して
不安定な世界へと
凍えそうな夜へと
満たされない心まで
染み渡った音がした
脆くなった意識ごと
包み込んで おやすみ
さみしくて ねむれなくても
いつまでも夢を見てる
閉じ込めた記憶から
いつか目を覚ますまで
未完成な物語は本棚の片隅
冷たくて空っぽな
わたしになれたなら
泣き出してしまいそうな
物語の続きを
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