フェイクファー・レディ
知っていますか?
横浜の観光地、山下公園は、
関東大震災で壊れた大量の命の瓦礫で埋め立て、
平和を願う公園としてひらかれたんです。
戦後間もなくから10数年前まで、横浜には或るホームレスの
老婆がいました。
彼女は上級の兵士専門の高級娼婦だったと、噂では聞いています。
全身白いレースドレスを着て、真っ白に
顔を塗り、重そうな紙バッグを両手に持って、伊勢佐木町や
馬車道、黄金町あたりを歩いていました。
ある宝飾店の玄関先にあるベンチ、あるいは奥にあった化粧室で、
鶴が眠るように深く首と背中を曲げ、目をつむっていた彼女を、
私は何度も見かけました。ファストフードの店で隣に座ったこともあった。
声をかけようと思ったけど、最後まで、声がかけられなかった。
伝説の娼婦「メリーさん」。Web内コンテスト用があった時、
設定を少し変え、掌編テキストを書きました。
コンテストのテーマは「ライバル」。
この話では、一体だれとだれがライバルだったのでしょうか。
そして今回、VOCAJAZZ参加という縁を得て、
歌詞へ書き換えたのが本作です。
元テキスト:
http://homepage3.nifty.com/reticle/text3/11-league/texcon.html
コメント0
関連動画0
オススメ作品
ちっちゃな希望がぷつんと切れて
青に染まる僕は宙に舞ってる
ふわり浮かぶ幽体
ここに僕はもういない
透けた手足は少し揺らいでいた
ただもっと遠くへ
そうただもっと遠くへ
もう死ねないちっぽけな僕のひとり旅さ
あぁ、世界はいつもとほんの少し違くて
心の奥底 忘れていた思い出が...しゃぼんだま 歌詞
傘煤竹
ごめんね、急に会いたいなんて
久しぶりだね、相変わらず綺麗
それじゃあ歩いて話そっか
今日会えてほんとによかった
一生会わないままかと思って
それは嫌だったから
だって、2人に1人が病気になるかも
そんな話ニュースで聞いてさ
君も僕も例外じゃないなら
それなら今がいいんじゃないかって...ラストメッセージ
すいさい
If I realize this one secret feeling for you
I dont think i would be able to hide anymore
Falling in love with, just you
Tripping all around and not ...今好きになる。英語
木のひこ
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。
kurogaki
命に嫌われている
「死にたいなんて言うなよ。
諦めないで生きろよ。」
そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。
実際自分は死んでもよくて周りが死んだら悲しくて
「それが嫌だから」っていうエゴなんです。
他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
それでも「平和に生きよう」
なんて素敵...命に嫌われている。
kurogaki
8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた
「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
君はふてぶてしくつぶやいた
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機
バッと通ったトラックが君を轢き...カゲロウデイズ 歌詞
じん
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想