もう振り返ることもないよ
笑っていられるように
気付いてしまったよ
例えばどうすれば
バッドエンドを
変えられただろう
灯(あか)りをつけよう
その光 消えれば
仕方ないと
憂(うれ)いもするんだろう
まるでナイフのような
綺麗なガラス玉の中
振り払うような乾いた音(ね)が
もう溢れるほどの声が
今でも 胸を 焦がしている
夢うつつな宵の色
抱きしめるように
繰り返すレイトショー
なぜこの居場所にいて
なぜ君と僕がいて
忘れた名前
紙切れで作り上げた
ラブロマンス
破れた月をみた
名前のない風の悪戯(いたずら)
割れた絵具
知れた永久(とこしえ)
誰がため(たがため)の
このエンドロール
知らないふりをしてきたから
理想郷なんて ありふれた
それは それは おとぎ話のような
愛しいものだとしたら
もう溢れるほどの声が
今でも 胸を 焦がしている
なくしものは黄金色(こがねいろ)
なぜ剥(は)がれていく
もう溢れるほどの声を
それでも 今も 探し続けている
もう二度と知ることも
きっとないけれど
どうかずっと
笑っていられるように
いられるように
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