アオバ

伝えなきゃならないこともあった
真昼のチャイムで見上げた
曖昧でもいいから
どうせいつか
なくしてしまうなら
いつまでも今日が来る気がした
地平線の向こうには
このまま頬を伝った景色が沈めば
裸足で歩く滑走路
地球儀をまわして...

もう振り返ることもないよ
笑っていられるように
気付いてしまったよ
例えばどうすれば
バッドエンドを
変えられただろう
灯（あか）りをつけよう
その光 消えれば
仕方ないと
憂（うれ）いもするんだろう...

ケヤキ並木に灯る 満天の星
温かな光が 街を飾り付ける
それぞれの記憶に 思いのせて
僕らを連れて行った 星のさす方へと
街が瞬（まばた）きをするその瞬間（とき）
人々は歌い幸せを運ぶ
魔法にかけられたような starlight 僕らを包み込む
サンタクロースもほら 微笑むよ
空に舞った snow ...

さて最後にわらっているのは誰でしょう
向こう側のディスプレイ
Yes No じゃはかれない
目にうつる世界 夢の中みたい
迷宮より大問題
ここまでが dream
あてもない だからちょっと尋ねてみましょう
風になって fly high
Call me back は響かない
教科書にはない リアルを知...

広いこの都会（まち）で
風に揺らいだ茜（あかね）
痛みの意味を知って
愛に気付いた
フリをした
その嘘ごと愛せるくらい
きれいな言葉 覚えた
ロマンチックをわかっていたい
フリを フリを
フリをしてきた...

ぱっと開いて咲いた
塞いでは凪（な）いだ
ひらひら花びら
ぱらぱらと種まいて
花を見てた 見てた
だんだん藍（あい）になって
はらはらと灰になって
ひとしずくの夢の中で
花は吐いた 吐いた
今宵、生も土にかえって...

御大層な覆面かぶって
引き金引かれた shooting shooting
絶えない 止まない
明日はどいつだ？
マルだのバツだの言い散らかしている
所詮遊べなくなった家畜なんて
はい、さよなら
「まあ、かわいそうに」
「さあ何食べよう？」
お気の召すままに loading loading...

「明けぬ夜(よ)はない」
そんな空模様
嵐は去ったみたいだ
綿雲(わたぐも)の隙間から照らす朝日
次は何処へ行こう
路上にひらり 白い花
明日を見失いそうでも
確かにそこにあって
小さな体 揺らしてる
明日がそっぽ向いたって...