白と黒の一輪
色彩のない花に
色をつけることすら
もう忘れた毎日

過去を見ないふりして
ずっと何か追いかけて
繰り返す毎日に
期待することはない

高く遠くへ飛んだ
きっと変われる気がした
モノクロに染まる花
もうあの日に帰れない

落ちて溶けて揺らめく
淡く視えた"何か"が
その時この心に
陽(ひ)を灯す音がした

夕暮れの朱がただ
優しく澄み渡って
いつか君と見た空の思い出と
温かく鮮やかに降り注ぐ光

白と黒の狭間で
崩れ去った脆い壁
塞ぎ込んだ心の
世界が色づいてゆく

光の雨が降って
溢れ出した虹色に
頬を伝った雫
止める事はできなくて

高く遠くへ飛んだ
きっと変われる気がした
朱(あか)色に染まる花
あの日にはもう帰らない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

モノクロの花

[]の中が読み方で、()の中が一音のところに二つ文字が入っている所です。
ヒトが片仮名なのは、一欠片との一と人をかけてるからです。

以下、単語のここでの意味。
Monochrome[モノクローム]:単色画。
irony:反語。風刺。皮肉。
澱:すっきりと吐き出されないで積もり溜まったもの。檻とかけて理解されず閉じ込めた心。
frailty:(主人公の)弱さ、脆さ。

@0906(ver2):にしもん様に修正していただきました!!
有り難や…!
@0906(ver3):ほんの少しだけ文字数調整をしました。お気に召されなかったらそのままでも大丈夫です!

閲覧数:312

投稿日:2016/09/06 08:04:41

文字数:323文字

カテゴリ:歌詞

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