もう動くことはない古びた時計の
錆びついた発条を巻こうとしている
途方もない重さのせいで潰されていく昨日
腕も脚も針のように折れかけているんだ
溢れ出した涙でさえ私の痛みを癒してしまう
残酷に流れていく時間から逃れようとしても
絵本で読んだような「おわり」に憧れた
眠りを覚ましてくれる王子はもういない
移ろいに惑わされて狂うように花が咲く
溶けていく雪はなんて醜いのだろう
幸せを噛み締めるたび舌を抉るような苦さを味わう
甜過ぎる蜜の味を覚えさせられてしまったから
動けないままで 進めないままで 距離だけが離れていく
毒に侵されたように記憶さえも滲んでしまう
咎められるはずもないのに優しさに触れることを恐れて
何時までも何時まででも罪を贖っているの
暖かさで満ち満ちている現実の中に包まれていても
最後まで笑っていた貴方のことを忘れないように
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