A'
ズキズキと痛む傷が
もう嫌だって啼(な)いた
吐き出した言葉さえ
音にも鳴れなくて
曖昧に微笑う君が
もう終わりって告げた
漏れ出した涙さえ
声もない
A
置き去りにされた鼓動
もういいかって辞めた
必死に言い聞かせ続けた夜
しょぼくれて抱いた膝
もういいよって投げた
行く先わからないままに
B
ひとつ、ひとつ 浮かんで消える
あんなに感じていた熱も
また戻れるなんて バカみたいに信じてたことも
S
宙を舞う白い雪 傷跡を隠して
夜空(そら)に吐く白い息 孤独を避けて
チラついた想いに 簡単に揺らいで
ありもしない未来 可能性すら手放せないんだ
A
永遠に止めた時間
もういらないって捨てた
全て白に塗り潰した夜
''もう振り返るな'' ''もう縛られるな''
呪文のように繰り返す
B
ひとつ、ひとつ 凍えて霞む
あんなに痛めていた胸も
また愛してなんてバカみたいに
願ってたことも
S
宙を舞う白い雪 あの日々を隠して
夜空(そら)に吐く白い息 姿を消して
チラついた想いも 簡単に薄れて
存在した過去 大事な記憶 仕舞いこんだんだ
C
春 夏 秋 冬 巡り続けて
いつか 笑える時がきたら
いつか その時がきたならー
S
宙を舞う白い雪 行き場所を失くして
夜空(そら)に吐く白い息 日差しに解けて
チラついた想いに 簡単に溢れて
頬を伝う涙 後悔でさえ許されないんだ
雪が解ける時
歌詞募集曲に応募しようとしたものの間に合わず諦めつつ、世界観は気に入っていたので書ききったものです。
元の曲が割と変則的な構成だったので、わかりづらいところがあるかもしれません><
世界観の説明として、冬、切ないをテーマにお互いに想い合っていると思っていた主人公が好きだと告白したもののフラれてしまうお話。
冬といえば雪ということでいつか平気になる時がくるまでフラれてもなお、好きだとうるさい気持ちを凍らせておきました。
解ける頃には平気になってるから…だから今は…。といった心情です。
ただ、相手も実は主人公のことが好きなのですが余命宣告されており一緒にいても悲しい思いをさせてしまう…と曖昧に微笑って断っています。
ラスサビで主人公の元に亡くなった話が届いて…といったイメージで書きました。
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