【あの天然も、恋をする?】
甘音セト 「あれ?あのさ~ラククンどこ?」
不死音ヒト 「なんだ、いたずらっ子?ラクに用か?」
セト 「にゃっ?あの、ボク一応年上なんだけど?」
愚音フル 「大丈夫だ!俺の扱いに比べれば全然ましだ」
ヒト 「フルは一応二十歳だもんなww」
フル 「一応って言うな!あと言葉の後に草を生やすな!!」
セト 「仲良しだねぇ~、で、ラククンは?」
ヒト 「ラクなら、隣の部屋でウサと遊んでたぞ」
セト 「おk分かった~ありがと。
お礼にクッキーあげる!作りすぎたんだ。」
フル 「何その、女子が男子に手作りお菓子あげるみたいなセリフ。」
ヒト 「何か、キモいよな・・・」
セト 「大丈夫、キモいのは元からだから!じゃねー」
ヒト 「正直言ってアイツ強すぎだろ!!」
フル 「ははは・・・。まぁ、勝てる気はしないな。」
セト 「ラククーン!」
遊音ラク 「ん?セトか。どうかしたのか?」
傷音ウサ 「甘音~お菓子。」
セト 「ウサちゃん、いきなりそれですか・・・。はい、クッキー。」
ウサ 「ありがとー」
ラク 「セトにはずいぶん懐いてるなー。本当珍しいよなぁ。」
ウサ 「甘音すきー。うさぎのクッキー!ラクにもあげるー」
ラク 「おぉ、ありがとう。てか、セトは器用なのか不器用なのか・・・
よくヌイグルミそっくりに作れるよな。
台所はあんなに汚くするのに。そういえば、リア姉ぇ怒ってたぞ。」
セト 「そう!そのリアちゃんの事なんだけど!」
ラク 「え?リア姉ぇがどうかしたのか?」
セト 「突然なんだけどーお姉ぇちゃん貰ってっても良い?」
ラク 「ちょっ!!貰うってなんだよ!?」
セト 「まぁ、貰うって言ってもこの家から出るつもりはないけど・・・」
ラク 「そういう問題じゃないから!!」
ウサ 「リア姉ぇ連れてっちゃだめー」
セト 「・・・ってことだから、ウサちゃんも貰ってくけど」
ラク 「駄目だよ!!少なくともウサは渡さねぇ!!
なにさらっと危険な発言してるんだよ!?」
セト 「じゃぁ仕方ないからリアちゃんだけでも貰っていくね?
あ、仕方ないって言ってもリアちゃんに不満があるわけじゃないから」
ラク 「誰もそんなこと聞いてない!・・・落ち着こうか?」
セト 「ボクは落ち着いてるってー」
ラク 「・・・で、何?お前そんなにリア姉ぇすきなの?
散々怒られてるのに。もしかしてMなのか?」
セト 「ラククンこそ、落ち着いた方がいいよ?
リアちゃんは可愛いし、しっかりしてるし、
なんだかんだ言っても手伝ってくれるし・・・ツンデレ?」
ラク 「俺に聞かれても困る。」
セト 「というわけで、リアちゃんはお嫁に貰っていくから!」
ラク 「今までさんざん話してきたけど、話が全然掴めない!
だから、俺に言われても困るから。
話すならリア姉ぇに話して来い!」
セト 「えぇーだって恥ずかしいじゃん。」
ラク 「あれ、本人の前で好きとか言ってたよな。」
セト 「あれはほら、あいさつだから。」
ラク 「今回のはそれと違うんだ?」
セト 「あれ・・・・・・。」
ラク 「どうした?」
セト 「・・・分かんない。」
ラク 「えーと、は?」
セト 「よく分かんない。いつもはスキって挨拶で言うけど。
あれ~、何か違うのかな・・・。」
ラク (あ、何かめんどくさい事になった?)
ラク 「うん、お前が本当に天然だって事は分かったから。」
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あの天然も、恋をする?
・・・恋はクリームの味?(ただし、砂糖と塩を間違える。)
否音コト 「もたもたしてると、リアさんは自分が貰ってくっスよ!!」
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